ファイナンス・リテラシーの低い我が家が、未公開株に投資して失敗しました。
投資の失敗は必要経費だとは思いますが、それでもネタにしないとただの損です。
未公開株に投資して失敗した実録を記録しておきます。
その前に読んでおきたい記事↓↓
株式会社ブレスサービス自己破産まで
この記事は前回の記事の続編です。
株式投資型クラウドファンディングFUNDINNO(ファンディーノ)で未公開株に投資できると知った我が家は大したリテラシーもないまま2社に出資しました。
その内の1社である株式会社ブレスサービスですが、出資から1年ちょっとで自己破産しました。
同じような失敗をしないように、またこれから未公開株への投資を検討している方のために記録しておきます。



まずは、社長さんのご挨拶です。
株式会社ブレスサービスから届いたレポート等を貼っておきます。
2017年12月18日
月次レポート
FUNDINNOを通じてご投資いただきました株主さま。
初めまして。株式会社ブレスサービスの井本と申します。
この度は、私どもの事業に対し、ご投資いただきありがとうございます。
これから会社を成長させ、エグジットに向けて私自身も大きく成長していきたいと考えております。
■私たちの目指すもの
私たちはスマートフォンプラットフォームにおける世界一のビジネスを作りたいと考えております。そのための第一歩として今回の資金調達を完了させることができたことをとても嬉しく思っております。
■チームを作っています
年明けからホームページ(http://bless-service.co.jp)が新しくなりますので、そちらで詳しくご説明しますが、戦略顧問、CFO、マーケター、営業、デザインを各社代表または取締役の方々にご協力頂けることになりました。また「CORE INTELLIGENCE」の前段階となるプロトタイプ「Notiver(ノティヴァー)」のプロトタイプを制作するウェブディレクターが決まりまして、12月18日より制作をスタートします。定期的に近況をお知らせしてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

それから毎月活動内容が届きていましたので
毎月の報告を楽しみにしていました。ฅ^>ω<^ฅ

2018年1月17日
月次レポート
FUNDINNOを通じてご投資いただきました株主さま。
ホームページが新しくなりましたので、一部ですがメンバープロフィールをご覧ください。
http://bless-service.co.jp
■プロジェクトメンバー
・顧問(上場企業取締役経験多数)
・CFO(IPO、上場企業顧問経験あり)
・CTO(IPO経験あり、分析系に明るい)
・ディレクター
・営業
・データ入力
プロジェクト推進に必要なメンバーはほぼ揃ったと考えております。
■進捗と今後の流れ
今月中にNotiverのプロトタイプを完成させ、見込み顧客へのヒアリングを行う予定です。
来月にはプロトタイプのブラッシュアップを行いつつ、Notiverを公開するか非公開のままでいくか、判断できていると思います。そしてCORE INTELLIGENCEがNotiverが持つプッシュ通知のビッグデータを基に情報にどのような付加価値を付けて分析サービスを提供していくかをCTO、顧問とともに固めていく予定です。
また来月、進捗をご報告させて頂きます。
今後ともよろしくお願いいたします。
順風満帆!?

2018年2月13日
月次レポート
FUNDINNOを通じてご投資いただきました株主さま。
現在、プッシュ通知のデータベースサイト「Notiver」の開発を進めております。
この「Notiver」がどのようなデータをどれくらいの量を持つかが本事業にとって重要であるため、国内外を含めたデータ入力体制について模索しております。
このような中で、弊社はプッシュ通知ASP提供企業様とニュートラルなポジションで競合分析サービス「CORE INTELLIGENCE」を提供していきたいと考えておりましたため、先日、2018年2月9日に株式会社エッセンティアへ「CORE PUSH」事業を売却しました。
http://bless-service.co.jp/press_room/news/
※現在は削除されています。
これにより弊社2度目の事業売却が完了し、また次のサービス展開への準備ができつつあります。
また来月、進捗をご報告させて頂きます。
今後ともよろしくお願いいたします。

ここで一つの事業の売却を行った旨の記載があります。
期待が高まってきますよね~✩꒳
✩
2018年3月10日
月次レポート
FUNDINNOを通じてご投資いただきました株主さま。
プッシュ通知のビッグデータ格納システム「NOTIVER」の開発が完了しましたのでご報告させて頂きます。
同時に「CORE INTELLIGENCE」コンサルティングサービスを開始させて頂きます。
「CORE INTELLIGENCE」のシステムは現在開発中ですが、「NOTIVER」の開発が完了したことにより、プッシュ通知の競合分析のコンサルティングサービスを始めることが可能になりました。
本件につきましては2018年3月12日に以下のプレスリリースを出させて頂きます。
URL:https://prtimes.jp/draft/d9f978bf047091e2d08e273a8bc※現在は削除されています。
また、今後、以下を予定しております。
・日経ビジネスの取材
・AppAnnieサンフランシスコ本社でAppAnnieJapan代表と業務提携のMTG
・GDC(Game Developers Conference)への参加
さらに、国内のプッシュ通知各社とデータ提供についてのアライアンスの締結を進めております。
現在契約書を締結中ですが、口頭では4社合意して頂いております。
引き続き精進してまいります。
ご支援のほどよろしくお願いいたします。

ここでメインシシステム一部完了です‼
さらに期待感が高まります٩( ´◡` )( ´◡` )۶
2018年4月15日
月次レポート
FUNDINNOを通じてご投資いただきました株主さま。
現在、CORE INTELLIGENCEの開発を進めており、予定通りの計画で開発が完了するよう鋭意努力しております。しばらくは開発の進捗報告とコンサルティングによる営業のご報告が中心になると思います。
・CORE INTELLIGENCE:
現在は画面設計書(企画書)は完了しており、実際の開発に着手しております。NOTIVERのデータベースとCORE INTELLIGENCEの連携を行い開発を進めております。
・コンサルティング営業:
営業兼コンサル1名で9社の大手顧客に対して提案中です。今月クロージングまでいけるように努力しております。
引き続き精進してまいります。
ご支援のほどよろしくお願いいたします。

ふむふむ。
2018年5月15日
月次レポート
FUNDINNOを通じてご投資いただきました株主さま。
先日、NOTIVERを一般公開しまして、CORE INTELLIGENCE α版を公開しました。
NOTIVER
https://notiver.me ※現在は削除されています。
CORE INTELLIGENCE α版
http://core-intelligence.com ※現在は削除されています。
間も無く、CORE INTELLIGENCE β版、製品版を順次公開していく予定です。
今後ともご支援のほど、よろしくお願いいたします。


いよいよメインシステムのα版が完成‼
工程図の予定を見ても順調です!
VCと交渉中
2018年6月18日
月次レポート
FUNDINNOを通じてご投資いただきました株主さま。
■重要な連絡
先週、株主の方々全員にメールを送らせて頂きましたのでご確認ください。
ご質問は順次お答え致します。
■開発進捗
2018年6月1日にCORE INTELLIGENCEをリリースいたしました。
すでに売上も上がっており、順調な滑り出しです。
■シリーズA 資金調達
現在VCなどと資金調達の交渉を行なっております。
ぜひとも本ラウンドの資金調達にご協力いただけますと幸いです。
■新しいボードメンバーが加わりました
COO:木村智美
元三井住友信託銀行株式会社 コンサル営業 運用資金年間30億

・重要な連絡
・売上順調
・vcと交渉
ということで胸が躍りました‼
暗雲が

株式会社ブレスサービスから月次レポートの2日前に届いていたメールがコチラ
なんか疑問の残る内容でした。
株式会社ブレスサービス 重要なご連絡
2018年6月15日(金) 19:13
株主の皆様
平素は格別のご支援とご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
現在、事業成長に向けて資金調達をするべく、
ベンチャーキャピタル(以下VC)各社と交渉中です。
本日まで投資確約をいただいたVCはございませんが、
各社から事業内容に強い感心、前向きな投資姿勢を感じています。
一方、どのVCからも株主数が多すぎるとの指摘を受けました。
どのVCも、優先株式(M&Aによる会社売却の際には、
一定額までは優先株式株主に優先的に売却資金が分配されます)
による投資を大前提としており、
優先株式発行につき普通株主全員の同意を求められています。
つきましては、
株主の皆様に優先株式発行に関する同意をお願いしたいと考える次第です。
上記にご同意いただけない場合は、
急で申し訳ありませんが6月19日(火)までに下記メールアドレスまでご連絡・ご相談下さい。
株式会社ブレスサービス
代表取締役 井本英志
メールアドレス: ir@bless-service.co.jp
ホームページ:http://bless-service.co.jp/
〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町3-21-7 ポローニア秋葉原2F
この時点で2点の疑問です。
- FUNDINNOの存在意義
- 月次レポートの翌日に「優先株式発行に関する同意」の回答期限
ファンディーノを通じて出資したのにも関わらず、ファンディーノからは一切何の連絡がありませんでした。
さらに、ブレスサービスから直接メールが届いたことや、重要事項の検討猶予が一日間という無理のある内容だったことで、なんだか不信感さえ感じました。

我が家は未回答で動向を見守ることにしました。
その後もブレスサービスのレポートは続きます。
2018年6月22日
月次レポート
FUNDINNOを通じてご投資いただきました株主さま。
■VCからの調達の件に関しまして
先日、VCからの調達の件に関しましてメールで皆様のご意思を事前に確認させて頂き、多くのご意見を頂きありがとうございました。
改めて、弊社CFOとVC様と日本クラウドキャピタル様と相談の上、今後の方針をご連絡させて頂きます。
その間、個別の返信が難しくなる可能性があり、ご迷惑をおかけしますが何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

この時点で日本クラウドキャピタル(ファンディーノ)に相談すると書いていますが実際はどうだったんでしょうか・・・
レポートの様子から、
会社の運営自体が上手くいっていないのかな?と不安が募ってきました。
風向きが変わった。

2018年8月1日
月次レポート
FUNDINNOを通じてご投資いただきました株主さま。
7月の報告が遅くなり、誠に申し訳ございません。
現在日本クラウドキャピタル様と相談の上今後の方針を検討中です。
近日中に改めてご報告致しますので、もう少々お待ちください。
何卒よろしくお願い致します。
8月のレポートを最後に、月次のレポートが送信されることはありませんでした。
その代わり、郵送にて書類が届き始めます。


内容をまとめると、
- ベンチャーキャピタルから資金調達をするため、一株10円で売った株を1株12円で買い戻させてくれ。さもなくは会社の清算(破産)もあり得る。
- 譲渡を了承しても、平成30年12月31日までにお金が振り込まれない場合この話はなしにする。
1株10円の株が12円で売れることに関しては問題ありませんが、強引すぎます。

展開が急すぎて戸惑いました。
それから株主総会資料が届きました。


資料が多いので一部抜粋です。
例の第三者割当による募集株式発行の件も掲載されていました。


郵便到着から株主総会開催まで1週間しかありません。w
普通に無理でしょ(笑)
※未公開株は1週間前までに通知すればいいみたいです。
今回の件について、流石にファンディーノにも問い合わせが殺到したようで、ようやくファンディーノからメールが届きました。
ファンディーノサポートからのメールがコチラ
株式会社ブレスサービスの株主様各位
2018年9月27日(木) 16:13
○○様
日頃よりFUNDINNOをご利用いただきありがとうございます。
FUNDINNOサポートです。
一部の株主様より、株式会社ブレスサービスから株式買い取り等に関する通知を受けた旨のご連絡をいただきましたが、この通知については弊社が関与しているものではございません。
現在、当該事象の内容等について確認中であり、詳細が分かり次第、追ってご連絡いたします。
取り急ぎご連絡申し上げます。

この時はよくわかりませんでしたが、
連携が上手くいっていないことだけは分かりました。w
いよいよ自己破産へ

さらに、嬉しくない連絡が続きます。

前回は担当者からのメールでしたが、
今回は社長名が入っており
事の重要性が感じられます。
2018年10月4日
株式会社ブレスサービス 株主 各位
株式会社日本クラウドキャピタル
代表取締役CEO 柴原祐喜
拝啓、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
早速ですが、株主の皆様に株式会社ブレスサービス様より、「現状説明と株主の方々へのお願い」および「株式譲渡証書」が送られていることと存じます。
弊社は、その内容確認を当該会社に対して行っているところでございます。
ご投資頂きました株主の皆様に、弊社にて現時点で確認できている内容を以下の通りご報告させていただきます。
1 現時点で買取請求に応じる資金はなく、買取先が見つかった場合のみ実施されるとのことです。
2 買取先については交渉中であり、現時点では決定していないとのことです。
3 株式会社ブレスサービスは、資金ショートの可能性があるために資金調達を進めているとのことです。
なお、弊社としても引き続き状況確認に務めてまいります。
今後、状況に変化等の確認が取れましたら、
速やかに株主の皆様にお知らせ致します。

資金ショート=事業を行うための現金がなくなり運営できなくなること
この時点で半ば諦めていましたが、
忘れかけたころにメールが届きました。
二か月後にファンディーノから来た連絡がコチラ
2018年12月19日
株式会社ブレスサービス株主各位
※一部省略しています。
早速ですが、2018年9月25日から26日頃、株式会社ブレスサービス(以下、「当該会社」という。)様より、「現状説明と株主の方々へのお願い」「株式譲渡証書」(以下、「当該書面」という。)が通知されていることと存じます。
先にお伝えさせて頂きますが、上記内容および書面について株式会社日本クラウドキャピタル(以下、「弊社」という。)は、一切関与しておりませんことをご留意願います。
当該会社にご投資頂きました株主様に、弊社の対応状況と現状について下記の通り本書にてご連絡させて頂きます。
記
弊社は、当該書面が株主様に通知されたことを知った時点(2018年9月28日)から現在まで、当該会社に対して、当該書面についての説明を求めてまいりました。
これは弊社にご質問を頂きました株主様のみならず、全ての株主様にも状況説明をすべきとの認識によるものであり、多岐にわたる方法で情報収集に努めてまいりました。
弊社は、当該書面に記載の期日が迫っていることから2018年12月13日(木)15時36分頃、弊社コンプライアンス部より当該会社に対し、電子メールにて次の通り質問状を送付しており、当該会社は既読済みであることは確認できております。
① 株式譲渡のための資金はどうなっているか。
② 株式譲渡証書を提出した株主に対し、「平成30年12月31日までに譲渡代金の支払いがない場合、本件譲渡は当然に効力を失う。」と記載されています。現状資金を支払う予定はあるか。
③ 支払いがなされない場合「貴殿に対し異議申立てをいたしません。」と記載されておりますが、万が一支払いがなされない場合の株主権利はどうなるのか。明確にして頂きたい。
④ 代金を支払った場合、株式譲渡証書を提出していない株主様に対し、どう対応されるのかの通知がなされていないが、提出していない株主様に対してどう対応するのか。
⑤ 今回の株式譲渡により、臨時株主総会の開催予定はあるか。
⑥ 今回の経緯について、何らかの通知をするか。また、今後通知する予定はあるか。
⑦ クラウドファンディング後において弊社から事業状態の開示を求めているが、その後の事業状態を現株主様に開示しているか。
以上
現状、上記の質問についての回答を得ることができておりません。
今後も状況の把握に努めてまいる所存でございます。
何卒、株主の皆様におかれましては、弊社の対応についてご理解の程お願い申し上げます。
なお、ご連絡遅くなりましたことお詫び申し上げます。
さらに、
2018年12月27日
株式会社ブレスサービス株主各位
「株式会社ブレスサービスの件」について
※一部省略しています。
さて、2018年12月21日(金)に弊社よりご通知致しましたとおり、ブレスサービス社(以下、「当該会社」という。)の代表取締役井本英志氏から弊社に対し、「株式譲渡証書」
を提出された株主様に対して株式買取りのための代金の支払いをできる状況にはないとの話がございましたが、その後、井本氏から連絡があり、当該会社の事業継続が難しいことを前提に年末にかけて今後の方針を検討するとのことでした。
2018年12月21日(金)にご通知致しましたとおり、弊社は、井本氏に対して皆様への今後の方針の速やかな報告を強く要請しております。
以上、弊社の把握している直近の状況をご報告申し上げます。
更に状況が分かり次第、皆様にはご通知申し上げる所存でございます。
何卒ご理解の程、宜しくお願い致します。敬具

2018年最後のメールはTHE END宣告でした。
2019年1月24日
株式会社ブレスサービス株主各位
「株式会社ブレスサービスの件」について
※一部省略していす。
2018年12月27日(木)に弊社よりご通知致しましたブレスサービス社(以下、「当該会社」という。)の件について、2019年1月22日、弁護士林氏より、東京地方裁判所に対して当該会社及びその代表取締役井本英志氏につき破産手続開始の申立てを行った旨の連絡がございました。
破産手続開始の決定が出されましたら、裁判所及び破産管財人の下、破産手続きが行われていくこととなります。
破産管財人の連絡先は、分かり次第ご連絡致します。
以上、弊社の把握している直近の状況をご報告申し上げます。
更に状況が分かり次第、皆様にはご通知申し上げる所存でございます。何卒ご理解の程、
宜しくお願い致します。 敬具
2019年2月4日
株式会社ブレスサービス株主各位
※一部省略しています。
2019年1月23日(水)及び同年1月24日(木)に弊社よりご通知致しましたブレスサービス社(以下、「当該会社」という。)の件について、2019年1月30日(水)に東京地方裁判所から破産手続の開始を決定した旨の通知がございました。
今後、東京地方裁判所及び下記の破産管財人の下、破産手続きが行われていくこととなります。
破産管財人 弁護士 ○○ △△
以上、弊社の把握している直近の状況をご報告申し上げます。
更に状況が分かり次第、皆様にはご通知申し上げる所存でございますので、何卒ご理解の程、宜しくお願い致します。 敬具
一応、官報でも調べてみましたが当然ながら、事実でした。

その後、文書も届きました。

破産後の経過報告

2019年2月8日
株式会社ブレスサービス株主各位※一部省略しています。
この度はブレスサービス社の破産手続き開始を契機に、弊社のサービスに関して多大なるご心配をおかけしてしまい、衷心よりお詫び申し上げます。
株主の皆様へ
① ブレスサービス社の破産手続き開始までの経緯
② 今後の情報開示方針
③ 当社の思いと今後について
ご説明をさせて頂きます。
① 破産発生までの経緯
今回破産手続きに至った原因についてブレスサービス社に確認致し
ましたところ、1)売上の進捗が想定よりも遅れたこと、
2)追加の資金調達が未達に終わったことにより資金繰りが悪化したこと、との回答をいただきました。
追加の資金調達につきましては、第1回目のFUNDINNOでの調達時に開示された事業計画にも
予定されていたものです。
FUNDINNOでの第2回募集は未達となりましたが、その後もブレスサービス社は投資家からの資金調達に向けて活動をされておりました。
結果として、いずれも実現までには至らず、資金が枯渇することとなったとのことです。
また、複数の投資家様より以下のお問合せをいただいておりましたので、併せて経緯をご説明させていただきます。
・FUNDINNOで第2回目の募集を行った理由について
ブレスサービス社からの本審査依頼により、当社の審査基準である「株式投資型クラウドファンディング業務に関する取扱要領(https://fundinno.com/youryo)」に基づき審査を行った結果、クラウドファンディングの実施は適正と判断いたしました。
なお、ベンチャー、スタートアップ企業の場合、契約締結前交付書面でも記載しておりますとおり、成長性が高い反面、資金調達等の面におきましては厳しい環境にあり、倒産の可能性も上場会社に比べて高くなりますことを何卒ご理解いただければと思います。
・ブレスサービス社井本氏が2018年9月に別会社を立ち上げていた件について
他の投資家様より、井本氏が代表を務める別会社(以下、「新設法人」)がある旨の連絡を受け、弊社で確認したところ、当該別会社は、第2回FUNDINNO申込期間終了後に設立されておりました。 審査中及びその後もブレスサービス社より、新設法人設立に関しての情報提供はありませんでした。
引き続き、ブレスサービス社との取引関係や設立の経緯について質問を行って
おりますので、知りえた情報は速やかにご連絡させていただく所存でございます。
② 今後の情報開示方針について
今後も引き続き、ブレスサービス社についての情報取得を行い、まずはブレスサービス社の株主様に適時、情報を開示してまいります。
但し、知りえた情報のなかには事実確認が不十分な情報も含まれているため、情報開示のタイミングに関しましてはご理解いただければ幸いです。
また、今回の件を踏まえFUNDINNOのすべての投資家様に向けて定期的に発行会社の状況を集計したレポートをお送りするように改善してまいります。
③ 当社の思いと今後について
当社は、「フェアに挑戦できる未来を創る」というビジョンを掲げ活動をしてまいりました。
個人投資家様から非上場企業が出資を受けることができる環境を構築し、非上場企業の資金調達環境の改善をすることが日本経済のボトムアップにつながると確信し、社員一同サービスのご提供に取り組んでまいりました。
起業した当初は、「ベンチャー企業へ出資をしたい投資家なんていない」「そんなサービスは、日本国では無理」と言われました。
しかし、サービスを開始してみますと、ベンチャー出資に対して、多くの投資家様からご支援とご理解を得ることができ、今日に至るまでになりました。
これもひとえにFUNDINNO投資家様のお陰であり、感謝してもしきれない思いでございます。
今後は、FUNDINNOプラットフォーム改善のために投資家様のご意見を頂戴し、投資家様にとってより良いプラットフォームの運営とサービス提供を目指してまいります。
社員一同、サービスの向上に誠心誠意、努力してまいりますので、今後ともご支援を賜りますよう、何卒、宜しくお願い申し上げます。 敬具
その後すぐに報告が入ってきました。

ファンディーノ側の連絡態勢にも
変化が表れたかもしれません(*´・ω-)b ネッ!
2019年2月15日
株式会社ブレスサービス株主各位
※一部省略しています。
2019年2月8日(金)に弊社よりご通知致しましたブレスサービス社の件について、別会社(Dear社)設立の経緯をブレスサービス社代理人よりご回答いただきましたのでご連絡致します。
① 【弊社質問事項】
昨年9月4日に設立された株式会社Dearにつきまして、
以下の点を確認させていただけますでしょうか。
井本様が設立され、井本様が代表取締役であるということにお間違いないでしょうか。
【ブレスサービス社回答】
設立者も代表取締役も井本氏になります。
② 【弊社質問事項】
登記情報から設立日を確認させていただきましたが、弊社での募集期間が終わった後に設立をされておりましたが間違いないでしょうか。
どういった経緯で、どういった目的のために設立されたのでしょうか。
【ブレスサービス社回答】
設立日は平成30年9月になります。
設立経緯は、Dear社を利用して資金調達をし、それをブレスサービス社のために使用したいというものです。
ただ、実際には資金調達はできておりません。
③ 【弊社質問事項】
登記情報を確認したところ、資本金が100万円となっておりましたが、
株主は井本様のみということでしょうか。またその場合、設立資金はどこから支出されたものでしょうか。
【ブレスサービス社回答】
資本金は井本氏の個人的な資金を利用しました。
なお、この資本金は、ブレスサービス社の運転資金や、
井本氏の生活費として既に費消しております。
株主は井本氏のみです。
④ 【弊社質問事項】
ブレスサービス社との関係性や取引の有無についてお教えいただけますでしょうか。
【ブレスサービス社回答】
設立したものの稼働しておらず、
そのためブレスサービス社との取引関係はありません。
また、Dear社名義の通帳もありません。
以上、弊社の把握している直近の状況をご報告申し上げます。
更に状況が分かり次第、皆様にはご通知申し上げる所存でございますので、
何卒ご理解の程、宜しくお願い致します。敬具
さて、この記事を書いている今日現在(平成31年2月25日)までの経過を書いてみました。
今後も続報があれば適宜更新していきたいと思います。
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