我が家には現在2人の子供がいて、2019年の夏ごろには3人目が生まれる予定です。
子供が生まれたことによって忙しくなったり、出費が増えたりとマイナス意見も聞きますが、
どの家庭でもそれを上回る幸せをもたらしているのでなはいでしょうか?
そんな子供たちへのプレゼントとして、2013年から金貨を積み立ており、子供が巣立っていく時に渡すつもりです。

金と言えば金の延べ棒(ゴールドバー)が定番ですが、
高価なので金貨を積み立てています。
今回は現物の金投資について個人的見解で書いてみます。
実物資産としての金
実物資産といえば、まず不動産が出てきますが、金も立派な実物資産です。
金は実物資産としてインフレに強いですし、極端にデフレが進行して国家の信用が下がっても資産の逃げ道として金価格は上昇することがあります。(2011年のギリシャショック)

将来の景気がどちらかに転んでも
資産保全クッションとして期待できます。

古代から金には偉大な価値がありました。
近代まで紙幣の裏付けにもなっていた金ですが、金本位制が廃止された今でも金そのもの自体に価値がある「実物資産」として世界中で認識されています。
金の採掘量は50メートルプールの約3.5杯分(約18.6万トン、2016年末GFMS調べ)しかなく、今後の推定埋蔵量は約5.6万トン(2015年1月現在、USGS調べ)とされていて、年間3000トン生産すれば、およそ19年で底をついてしまうと言われています。
また、金は熱伝導性が優れているという特性から、スマートフォンなど様々な電子製品に使われており、今後も一定の需要も見込まれています。
以上のことから、金の希少性と需要増が金価格の下支えになると考えています。
ちなみに、世界各国も金を保有しており、最近では中国とロシアが金の保有量を高めています。

金貨投資のきっかけ
マネーリテラシーの低い家庭で育ったので、自然と金貨を積み立てようなんて思ったわけではありません。

自分が金に投資するなんて思ってもみませんでした。笑
きっかけは、弟が働いていたアメリカに行った時のことです。
弟を息子のように可愛がってくれいている方がいて、「子供の誕生日毎にに金貨を買って成人の時にプレゼントするんだ」と言っていました。
その他にも、日本とアメリカの金融教育の違いに愕然としましたが、良いところは積極的に取り入れるのが僕のいい所?で、自分の子供が生まれた時からマネています。
自分で書籍を買って勉強もしました。

いい所は真似た方がいいよね
サイコウヽ(o’∀`o)ノヤーン♪
金投資の種類
金への投資には主に3つの投資方法があります。
現物の金(インゴット、コイン)
現物の金のことを「地金(じがね)と呼びます。」金の延べ棒や金貨など、金そのものを表しているんですね。インゴットは延べ棒で、コインが金貨です。
現物の金は貴金属販売会社で購入することが出来ます。
実はネット通販でも販売されていますが、いくらポイントバックがお得と言えども僕は怖くて買えません。(笑)

純金積立サービス
ネット証券など(SBI、楽天)や写真にある田中貴金属のように、積立サービスを行っている会社は多数あります。

ネット上で色々と手続きもできて便利なのですが、売買時の手数料や年会費、さらにスプレッドまで考慮する必要があります。
積み立てている純金の保管方法は、「消費寄託」と「特定保管」がありますが、積立を行っている会社が倒産しても保証のある「特定保管」は絶対条件にしたほうがいいと思います。
※各社で保管方法が異なるので調べてみて下さい。
金融商品
金そのものを売買せずに、金を証券化して商品にしたものです。
投資信託や上場投資信託が取り扱っています。主な商品は以下のとおりです。
- ETFS金上場投資信託
- 純金上場信託(金の果実)
- SPDR ゴールド・シェア受益証券

その他には、金鉱山に関する会社の株を買う方法もありますよ。
投資法別のメリットデメリット
種別ごとにメリット・デメリットを表にまとめてみました。
メリット | デメリット | |
地金直接購入 |
信託報酬なし 手数料比較的安い |
売却時税金が最大約50% 販売店に出向くのが手間 管理が大変 |
純金積立サービス |
ネット上で売買可能 自動設定で手間いらず (ドル・コスト平均法) 管理のストレスがない |
年会費(会社による) 手数料が高い (2%~5%ぐらい) |
金融商品(株、ETF、投資信託) |
ネット上で売買可能 信託報酬・手数料が安い 売却益に対する税金が約20% |
基本的には現物の金に変えることができない。 |

というわけで、大したお金を扱えない我が家では
田中貴金属の特約店に出向いて現物の金貨を購入しています。

消費増税で確実に利益
初めて金を購入したのが2013年ごろです。当時の消費税は5%でした。そして、2020年に向けて消費税は10%に増税される予定です。
金の価格が変化なく、1gが5,000円で消費税だけ変わったと仮定すると25,000円の利益が発生します。(手数料は考慮なし)
1gあたり金価格 × 量 × 消費税 | |
消費税5%で購入 | 5,000×100g×1.05%=525,000円 |
所費税10%で売却 | 5,000×100g×1.10%=550,000円 |
差額(利益) |
25,000円 |
欧米諸国の税率まで日本が増税するか分かりませんが、社会保障の現状を踏まえて考えると段階的に10%以上に増税されていく可能性は高いと思っています。
売却にかかる税金
金投資は他の投資と同じで、いつどのように売却するのが最適なのか出口戦略を考えておく必要があります。
忘れてはいけないのが、金を保有している目的です。
名目は子供へのプレゼントなのですが、インフレに対する資産のリスクヘッジでもあります。
我が家のように現物保有する金を売却する場合は「総合課税」扱いです。
金地金の売買益にかかる税金は、50万円の利益までは雑所得として申告不要なのですが、50万円を超えると総合課税の対象となり、他の所得と合算した累進課税となります。
仮にハイパーインフレになろうものなら、金の価値はいまの5倍、10倍になるかもしれません、そこで総合課税が適用されてしまうと利益の半分近くを税金で持っていかれる可能性があります。
1オンス(約28g)の金貨を買っているので、税金を考慮した売却も可能だと思われますが。。。
また、5年以上保有した場合の税金優遇策などもありますので税制の知識もつけておく必要があります。
金投資の今後は?
インフレ対策、有事の金(軍事的・経済的)、中国やロシアの金需要増、新興国の成長、ドル一極支配の終焉など、金価格の背後には様々な要因が隠れていますが、これまでの歴史と金価格の推移から学べることは多いです。

しかし、デジタルゴールド(仮想通貨)の誕生により、金が担ってきた役割が移行しつつあるとの声も上がっており、金価格の将来予測は極めて困難と言えます。

当たり前ですが、将来は予測できないということですね。
まとめ
配当金も発生しない金投資には賛否両論ありますが、資産の一部を金に変えておくことはリスクヘッジにもなりますし、決して悪い投資ではないと思っています。
また、過去の価格推移はおおむね右肩上がりだとしても、仮想通貨などの誕生により、金相場が今後どうなっていくのかは常に留意していく必要があります。
我が家は金投資に出せる資金は多ありませんので、なるべく手数量などをかけずに行う金投資として、現物の金貨積立を実践しています。

一番の心配は子供が増えて
積み立てる金貨が増えすぎることですね( °̥̥̥̥̥̥̥̥◡͐°̥̥̥̥̥̥̥̥)

嬉しい悩みだね。笑
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