通電火災ご存知ですか?
通電火災は、阪神淡路大震災や東日本大震災など、過去の大震災で火災の原因上位です。
通電火災について、認知度も高まってきていますが、まだ知らない人も多いようです。
今回は防災対策で忘れがちな通電火災の対策方法をご紹介します‼
地震が起こったら?
まずはおさらいです。

今地震が起こったとして、アナタが取るべき行動は?

うーん、急に言われても…
地震が起こったらどうすべきか、
あらかじめ準備しているのとそうでないのは大違いです。
まず、地震が起こったら行うべき行動は次の4点です。

今回は、ブレーカーや電気にまつわる通電火災にポイントを絞ってみます。
詳しく知りたい方は消防庁の防災マニュアルを参考にしてみてください。
通電火災って?
通電火災とは
大規模な地震などに伴う停電が復旧する際に発生する火災。 破損した電化製品や電気配線が通電時に発火することなどが原因。
コトバンク

つまり、震災が起きた直後の火災ではなくて、
主に停電が復旧した時などに出火するのが特徴です。
通電火災は池上彰氏の番組でも紹介されていましたので参考にして見てください。
大地震のとき火災発生のタイミングは大きく2つ
地震型火災の出火要因について、直近の東日本大震災を例に整理してみよう。
本震の地震動に起因する火災

東日本大震災 「地震動」による火災発生状況
余震や地震後の停電復旧、地震で破損した機器による火災

東日本大震災 「地震動その他」による火災発生状況
大きく分けると、この2パターンに分かれますが、上位には電気火災が多いことが分かります。

地震による火災ってガスコンロや暖房機器が多いって思ってた…

上の表をから分かるように、
地震発生時もその後も圧倒的に電気火災が多いんですね。
一般的に地震火災の発火源としては、火器を使うガスコンロ等からの出火がイメージされますが、東日本大震災でガスに起因する出火は、約 4%(6/163 件)とわずかです。
その理由としては、地震時に揺れを感知してガスの供給を各家庭で停止する機能を有したマイコンメーターがほぼ 100%普及していることや、各地域単位でガス供給の停止を行うSIセンサーなどの安全対策が進んでいることが挙げられています。

つまり、ガスの安全対策は積極的に進められてきたけど、
火災予防の観点から電気に関してはまだまだ発展途上というわけです。
通電火災を防ぐには?

方法は至って簡単です、
避難する前にブレーカーを落とす‼
たったこれだけ‼
しかし、外出していることもありますし簡単ではありません。いつ襲ってくるか分からない余震に対する恐怖の中、冷静に判断して避難するのは相当ハードルが高いでしょう。
そこで、人に代わりブレーカーを落とす感震ブレーカーという便利なアイテムがあります。

国も積極的に設置を勧めています!
遮断ブレーカーには沢山の種類があります。

どれを選べばいいのか迷うと思います。
手間とお金を惜しまない人には分電盤タイプ(内蔵型)がいいと思いますが、一般人の視点でコストや手間などを総合的に判断するなら簡易タイプがオススメです。
スイッチ断ボールがおススメ

簡易タイプの中でもスイッチ断ボールをおススメしたいのはそのシンプルさでメカニズムが分かりやすいことです。

色々な機器がありますが、設置から時間が経過するにつれて、
これ本当に大丈夫なの?ちゃんと作動しているの?
という疑問がでてきますよね(-ω- ?)
その点でスイッチ断ボールのアナログ感が生きてきます。
作りは至ってシンプルで、
揺れでボールが落ちることでブレーカーが落ちて電気を遮断するしくみです。

細かい使い方は動画をご覧ください。

とっても簡単に設置できるんだね‼
作りもシンプルで分かりやすいΣd(≧ω≦*) グッ
遮断ブレーカーの注意事項
メリットの多い遮断ブレーカーですが、一つ注意して欲しいことがあります。
- 生命維持装置などの医療機器を使用している家庭では非常用バッテリなどの作動を確認する。
- 夜間など、急に暗くなってもいいように懐中電灯も準備しておく必要がある。

急に電気が遮断されて困るものがないか確認が必要ね。
まとめ
デメリットを考えても、つけない理由がないくらい便利な防災グッズではないでしょうか。
震災時は必ず自宅いるとも限りません。
外出先や職場で災害が起きた場合、自宅の心配があると居てもたっても居られなくなることでしょう。そんなことが無いように日ごろからの備えが大切です。
スイッチ断ボールは、安価で安心が買える防災グッズとしておススメですね。
その他にも沢山の商品がありますので品定めしてみてください。
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